『Bar Noble MARINE TOWER 』
新規開店ご挨拶
株式会社GRAND NOBLE 代表
山田 高史
「横浜のバーは新参者に優しい」
いつだったか、旅行中のお客様がそう仰ったことがありました。
生まれた時からずっとこの土地にいる私はそんな風に思ったことがなく、初めはピンとこなかったのですが…もしかしたら、そうなのかもしれません。
幕末に日本の玄関口として開港して以来、みなと横浜は世界中から多くの船や人がやって来ては去っていく…を繰り返しながら歴史を紡いできました。
その間ずっと横浜の人間たちは、つかの間滞在する異邦人たちを温かく迎え、心を込めて送り出してきたのです。
そんな港町特有の精神が少なからず我々にも遺伝していて、現代のお客様にも感じ取っていただけたのでしょうか。
横浜関外にあたる吉田町に「Bar Noble」を開店してから、おかげさまで今年で20年目を迎えることができました。
その節目の年の今夏、新たに
「Bar Noble MARINE TOWER 」
を開店する運びとなり、こうして皆様にご報告できることに感慨深い思いがいたします。
『横浜マリンタワー』はご承知の通り、横浜を代表するシンボルタワーです。
元町、中華街、山手、馬車道などの「これぞ横浜!」という魅力溢れるエリアと隣接しており、タワーの展望室からはそれらの街のすべてが、そして波光きらめく果てまで見渡すことができるのです。
その足元の、静かな水町通りに面した側に「Bar Noble MARINE TOWER 」はあります。
最寄駅のみなとみらい線「元町・中華街」駅から当店までは徒歩1分という近さですが、もしもお時間があるようでしたら、ぜひとも少しばかり”遠回り”をしていらっしゃることをおすすめいたします。
暖かい春の朧月夜は大桟橋で夜霧に包まれながら、出港を告げる大型客船の低い汽笛に耳を澄ませたり
夏の始まりの山下公園では、日没後その姿は見えないけれど、どこからか漂ってくる甘く切ないクチナシの香りに瞼を閉じてみたり
晩秋にはクラシックな建物がライトアップされた日本大通りで、並木のイチョウの落葉が舞う夜風を頬に感じてみたり
凍てつく真冬の港の見える丘公園では、眼下に広がる宝石のような港の灯りと、冴え冴えとした天空のオリオン座の輝きを眺めて、しんとした思いに耽ったり
…と、四季折々、どこを切り取っても美しい「夜の横浜」を感じていただけたら…そして一日の終わりに、「Bar Noble MARINE TOWER 」で美味しいお酒を楽しんでいただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
意外と知られていませんが、マリンタワーはかつて灯台として活躍していたそうです。
嵐に揉まれて満身創痍の船も、順風満帆で休む間もなくハイスピードで滑り込んできた船も、変化のない凪の大海を淡々と定刻通りに進んできた船も、マリンタワーの光を目印に入港してきたのでしょう。
どんな船にも休息とエネルギーの補給が必要です。
どうぞ、しばしの間停泊していってください。
どんなに目まぐるしく時代が変化しても、私たちは常に変わらず、横浜人らしい「おもてなしの心」で皆様をお迎えいたします。
きっと迷わずに来ていただけるはずです。
優しく光る塔が目印となりますから…。
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「Bar Noble MARINE TOWER」
バー ノーブルマリンタワー店
2024年7月17日(水)グランドオープン!
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〒231-0023
横浜市中区山下町14-1
横浜マリンタワー1階
TEL045-264-6118
営業時間 16時30分~23時30分
(ラストオーダー23時)
定休日 月曜日